田んblog

脳とブログが直結している

衰退 「人権過剰 ライフゲーム」

現代の先進国の平均寿命は約80歳ほどらしいが

1900年ごろはまだ40~50歳程度であったようだ。

さらに人類史初期ごろは30歳前後が平均寿命だという。

世界の人口曲線も同様だがで人の平均寿命というのは

ここ100年ほどで圧倒的に増加したということである。

 

ここでいう寿命というのは母体から排出されてから

心臓や脳が活動を停止するという生体反応としてのものであろう。

だが、心臓が動き呼吸をしているとしても歳を経るにつれて脳が退化し、骨や筋肉は衰え

いずれ一人で現代の生活というものは送れなくなるものである。

生体活動という寿命に対して健康寿命というのが定義されているが*1

 その健康寿命ですら日本では70歳を超えています。*2

現代の価値観ですと健康であってもなくても生かさないといけないので

日本であれば社会保障制度が破綻し

世界であれば土地や食料の不足が懸念されるようになります。

 

空間や物質が有限である以上生命の上限数も限られます。

人間は理性や知恵を駆使して長く生きることを追及してきましたが

物理的な限界が訪れてきている。

過剰なものは物理的なものだけではないでしょう。

*1:平均寿命から日常的・継続的な医療・介護に依存して生きる期間を除いた期間

*2:ソース:厚生労働省