ブライダルジュエリーの営業を3時間受けました 前編
まず初めに断っておきますが僕は結婚を考えている相手がいるわけでもなければ
そもそも彼女すらおりません。
「ねえねえお兄さん」
先週のことである。買い物を終えて駅から帰るかってところで女性に声をかけられた。
男性にアンケートしてて少し時間いいですか?ということで
道端で軽くお話しすることに。
普段なら適当にはぐらかして立ち去るところなのだが
その少し前に別人から声をかけられてたのを考え事をしてガン無視してしまっていて
少し罪悪感に苛まれていた。
次に声をかけられたらその分応答しようと思っていた矢先であったのだ。
まさかその日のうちにフラグを回収することには思わなかった。
その女性(仮に長野さんとしておく)によると
ブライダルジュエリーのお店をしてて営業で外回りしてるのだそうだ。
前置きしたが自分には結婚相手もいなければ彼女もおらず
漠然と結婚したいな~という程度にしか思ってない人間である。
そんな人間なのでこちらを楽しませる会話を繰り出してくる長野さん*1に情も沸き*2
ホイホイお店へ出向く約束をしてしまったのだった。
その場では快諾したが一日二日経てば冷静になり(そもそも営業だって自分で言ってる)
話だけ適当にして帰ろうという結論に。
軽くお話してネックレスなんかもつけてみてもいいよ
気に入ったら買っていってもいいけど押し売りは絶対しないから!
ということだが
普通に考えて駅で釣り上げた客をその程度で帰らせるわけがない。
前日にはどんな謳い文句で営業をしかけてくるのかという興味しかなかった。
そして今日
実家で用事を済ましてたら昼飯も食べていくことになり
電車の乗り合わせも悪く友達と会う予定だったのだがそれも叶わず
悲しみと虚しさに包まれながらブライダルジュエリーショップへ向かう
童貞の姿が駅にあった。
ちょっと長くなってしまったので前後編に分けます。